法人向け事業

女性管理職の実績がなく、キャリア形成のイメージを描けない……

大手食品メーカー / 研究室室長

相談者

歴史も業界におけるシェアもある食品関連企業に勤めていますが、研究職におけるキャリアデザインにつまづいています。女性の研究職というのは、男性に比べて少ないもの。それもあって、これまでに管理職として登用された人はいません。しかし、女性にもぜひ役職をもって活躍してもらいたいと思っています。 とはいえ、実績がないので、日々、目にするのは男性の管理職ばかり。女性の研究者たちも、自身が管理職になったときのイメージがわかないようで、少し後ろ向きな印象があります。

HIKIDASHIの
ヒキダシ

同業者を招いた意見交換で、変化が見えた。

この企業のポイントは、身近に参考となる人がいなかったことでしょう。しかし、それを自社の中で生み出すのは、一朝一夕の努力ではままなりません。中・長期的に考えて、「将来的に女性管理職を誕生させるには?」という側面から、研修を設計・実施しました。 今回は、他社の女性研究者で、かつ管理職として活躍されている方を招いて、率直な意見交換を行うというもの。いわゆる「先生」や「講師」によるセミナーではなく、同業者であることが重要でした。話を進めていくと、「同じ悩みを抱えていた」や「管理職のイメージが変わった」「自分らしくていい」などの気づきが生まれたのです。 結果的には、管理職として働くこと、目指すことが、現実的なものとして捉えられるようになりました。