【ブログ】キレる人

ここ最近立て続けに、3人の「キレるおじさん」を見ました。

「キレる」といっても「あの人、頭キレるわ〜」の「キレる」ではなく、「あの人、マジギレしてる、こわ」の方の「キレる」です。
年齢はおそらく60代、3人とも身なりがとても立派。しかも奇遇なのか3人ともなぜかパン屋さんで「キレて」ました。

【ケース1】

一人目のおじさん、おぢ1としましょう。
おぢ1のキレ場面。

あるパン屋さんで、ショーケースに入ったパンを買いたかったんですね。で、目の前のショーケースにあるパンを指差して「これ」と若い女性の店員さんに依頼。女性の店員さんはそのショーケースの中から、おじ1の指差したパンと同じ種類のパンをトングで出して、「こちらですね?」と。

はい、そこでおぢ1、

「それじゃねーよ、これだよ!!!」

とキレました。

3mほど離れて見ていた私にも聞こえる大声で怒鳴るおぢ1。彼が指差したパンと、女子がお皿に載せたパンは、種類は同じ。
でも、おぢ1が欲しかったのは、まさに自分が指差した、その指の5cm先にあるパンだったんですね。

気持ちは分からなくもない。
同じ「玉子がとろけるクリームパン」でもさ、確かにオーブンの中で焼き加減とかあるし、焦げ目の付き方も微妙に違うし、膨らみ方の感じも好きな感じと嫌な感じがあるのも分かる。

でもね。
でもさ、それ、大の大人が大声出して「それじゃねーよ、これだよ!!!!」と叫ぶようなことではなくね?
と思うわけです。はい。

そしてご丁寧にもおぢ1はそこで、「何聞いてんだ、クソババア。馬鹿にしやがって」と確認まで入れておりました。

何をそんなに怒っていらっしゃるのでしょうか?
何が彼をそこまで怒らせているんでしょうか。

【ケース2】

二人目のおじさん、おぢ2のケース。

おぢ2はですね、2段階でキレました。
最初はまず並んでいるときに、「早くしろよ!」とまずは一喝。
今のパン屋さんって、ほら、レジをセルフにしてるとこ増えてるじゃないですか?
それで時間かかってる人もいるのよね。

はい、そして自分の番にきました。
フランスパンを買った彼は「このパン、半分にして」と。

お店の女性は1本のフランスパンを半分に切ってきて、まとめてそれを包もうとしました。

そこでおぢ2の2段階目のキレ場面。

「おいっ、半分だから半額だろうが!!バカ」

えっーっと、いつ、誰が半分だから半額って決めたんでしたっけ?あなたはお店の人ですか???
てか、半分にしてっていうのは半分だけ欲しいということだったのか!

おぢ3のこと書こうかと思ったけど、だんだん嫌になってきたので、もうやめます

おぢはなぜキレるのか

これ、ここしばらくずっと考えているんですけどね、大きな理由は3つほどあるんじゃないかと思うんです。

1.自分の思い通りにならないことへの耐性の弱さ。

そこそこの年齢になってくると、周りは自分に合わせてくれたりするじゃないですか。
特に会社とかだと、まだまだ年齢が上の人が偉いってのがあったりして。
でも世の中に出たときに、その人がその人の会社でどれぐらい偉いかなんて関係ないじゃない?
でもその基準を持ち込んじゃったりする人、いるんだろうな…ってこと。

2.コミュニケーションの種類の少なさ

上の例ってどれも、怒らなくてもいいじゃん、怒鳴らなくてもいいじゃん。普通に「あ、こっちのほうが焼き具合的に好みなんでこれお願いできますか?」とか「半分に切って、半分の値段にしてもらえますか?」って聞けばいい。ほーんとにただそれだけなのに、そのコミュニケーションができないからキレる。これじゃあ子どもと一緒。あ、子どもだってそうはしないか。子ども、ごめん。

3.弱いものに対しての権力誇示

今回はn=3だから一般化できないけど、相手が全部若い女性だったという点。
この相手が、イカツい男性だったら同じ対応をしたか、ということ。
満たされない権力の誇示を「怒鳴る」とか「キレる」とかいう行為で、自分より弱そうにみえる相手に向かって示すことでフラストレーションを解消しているのかなって思ったり。

1や3って結構社会的な背景とか色々複雑に絡み合ってるから、一筋縄では解決できないと思うのだけど、2は人に自分の願いを伝えるコミュニケーションのバリエーションを増やせばいいんだから、私にも何かその課題を解決するためにできることあるよな…って年末来考えてます。
「スナックママに学ぶ、言いたいことの伝え方を増やすコミュニケーション講座」でもやるか。

まあ人間だから腹の立つことはあるとは思いますが、キレて得になることは何一つないことは歴史が証明しているのではないかと思います。
紫乃ママの好きな竹中直人のように「笑いながら怒る」くらいでまずは留めて。

どうにも腹に収まらないようであれば、昼スナに吐き出しにきてよ。
大体は笑い飛ばしますので。

今年もよろしくお願い申し上げます。
紫乃ママ

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